■小手鞠の花■
何かできるはずだって
何かあるはずだって
思い続けて早3年
「何か見つけられたかい?」
何も無いよ まだ
自分ならきっと開けられる
開けられるはずだって
重い扉の前で踏ん張って
「扉は開きそうかい?」
ちょっと無理かも もう
強がってみたって
うぬぼれてみたって
ただ毎日は過ぎていくだけで
いつもと同じ日曜日の朝
開けたカーテンの外
小手鞠の花が咲いていた
ニッコリと ホッコリと
僕の方を見ているけれど
ごめんね僕には時間がないし
君のように美しくもないんだ
このままここで
頑張っていたいのは山々なんだけど
世界はこれじゃダメだ
間違っているって
一人喚いて睨んでるけど
「君の“正解”を見せてよ」
それは無理だ ちょっと
拒んでみたって
騒いでみたって
ただ僕は小さいままで
いつもと同じ日曜日の朝
開けたカーテンの外
小手鞠の花が咲いていた
ニッコリと ホッコリと
僕の方を見ているけれど
ごめんね僕には力がないし
君のように明るくもないんだ
このままここで
頑張ってたいのは山々なんだけど
みんなどんどん道を見つけて
みんなどんどん扉を開けてく
そろそろ焦るよ 僕だって
本当にさぁ・・・
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