■崩壊■ 足元に転がる 首吊りの木でできたギター 首が折れて 使い物にならないね 足枷を引き千切って 走り出した兵士の形見 首吊りの木でできたギター 君が折ってしまったの? 何の罰なんだろう 喪服の婦人が悲しんでいる 爪の血痕はまだ乾かない 壊れた犬小屋 裏通りには人影も無くて インチキ屋さんが一人で泣いてる 孔雀の少年はジュディと心中したって 風の便りだよ 七つの海を越えて 無駄な重荷を背負わされていたんだね あなたのために 無駄に頑張りすぎたね 少し怒っている とても悲しんでいる ありがとう さようなら まだ崩壊に目を向けることはできない 私は壊れた町の片隅で生きていくよ 今は目を覆ったまま そのうち見るよ 全てを ありがとう さようなら |