■背■
あなたの少し細めの背中を 眺める
触れたいと 願う
触れられないと 知っている
愛しさは 減らず
悲しさは つのるのみ
痛みは 胸を這い
それでも
安らぎをその背中に 求める
諦められたら どんなに良いか
思うだけなら 許して